キャリアインタビュー INTERVIEW

インフラエンジニアから
マネジメント職へ。
メンバの成長が日々の励みに
eBDX事業部 第四開発担当N.K さん


前職を両親の介護で退職。インフラ開発の実力を買われたことで入社へ
前職のシステム開発会社では、官公庁が使用する公共システムのインフラを担当し、企画から運用に至るまで開発プロジェクトに参画していました。新しい技術を積極的に導入できる環境にやりがいを感じていたのですが、両親の介護と仕事の両立が難しくなって休職。先が見えなかったため、そのまま退職しました。
半年後に状況が落ち着き、そろそろ就職活動を始めようと思っていた矢先に、「今インフラで苦労しているシステムがあり、君の力がほしい。参加してくれないか」と知り合いに誘われ、2013年に当社に入社しました。以前から付き合いがある会社だったので、入社に迷いはなかったです。それに、インフラ開発で知り合いが私を頼りにしてくれたことがうれしかったですね。
入社後も、インフラ開発をメインとし、2020年に課長、2023年夏に第四開発担当の部長となりました。今は社員だけで30名近くいる部署のマネジメントをする立場なのですが、課長がいないチームの課長代行もし、技術的なレビューや品質評価も行っています。

縁の下の力持ちとして、金融システムを支えている実感
第四開発担当は、ネットワークやサーバといったインフラを専門とする部署です。今の体制になるまでこうした専門部署はなく、業務アプリケーション開発をしているエンジニアたちと同じ部署でした。現体制で間もなく2年目を迎えます。先日、OJT発表会で若手が「縁の下の力持ちとして、金融システムを支えている実感が湧いてきた」と発言していたのはうれしかったです。徐々に、部署としてまとまりが出てきたことを実感しました。
業務アプリケーション開発と比べて地味と思われがちなインフラ開発ですが、技術革新は目覚ましく、最新技術に触れているんだというワクワク感があります。ネットワークやサーバが思い描いた通りの動きをし、全国とデータ送受信ができているのが見られるという、達成感もありますね。
それに、どんな企業でも通用する技術を習得しているという自負もあります。業務アプリケーションは業務が変わると通用しない場合がありますが、インフラのコアの技術やノウハウはどこでも同じだと思います。
メンバが自身の成長を実感できる仕組みづくりを
昨年部長に就任してから、事業計画、予算、人員など、これまでと考えるべきことがガラリと変わりました。エンジニアとしての経験は積んできましたが、部長としてはまだまだと感じる日々です。
マネジメント職として奮闘している中、励みになるのが若手社員の成長。技術レビューの会議をしていて、「自分だったらこう対処するかなぁ」と頭の中で考えていたら、それと同じことを若手が発言し、やるじゃないかとうれしくなりました。顧客である金融機関から、メンバがいかに頼りになったか、お礼を言われたときもうれしかったですね。
第四開発担当のメンバには、自分のやりたいことを主張してほしいです。「この技術を取り入れたい」「プロジェクトの進め方をこう変えたい」など、どんどん意見や要望をぶつけてほしい。今は、最短で最適解を求める若手エンジニアが多いですが、時には回り道をしてこそわかることがあると思うんです。
今後は、メンバが自身の成長を実感できる仕組みをつくりたいです。ロールモデルになる先輩がいても、「自分がどこまで近づけているのかわからない」という意見がありました。目に見えるスモールゴールをたくさん用意し、「ここまで来られた」と実感できれば、エンジニアとしての自信もつくはず。メンバの成長こそ、マネジメント職となった私の成長にもつながるのだと信じています。
