主体的に仕事を進められる環境を求めて転職を決意
よりよいシステム構築を追求したいという想いでフィナンシャルテクノロジーに
以前は独立系SIerのエンジニアとして、銀行の基幹システムの保守を担当していました。私が在籍していたSIerは、いわゆる"二次請け"で、銀行から業務を受託している一次請けSIerのパートナーという位置づけでした。このため、期限やゴールはもちろん、仕事の進め方もオーダーされたとおりに遂行することが大前提です。よりよい方法論などに思い至っても実行できませんし、顧客と直接コンタクトを取る機会がないため、進言もできません。このような状況にもどかしさを感じたため、よりよいシステム構築を主体的に追求できるような環境を求めて転職しようと思い立ちました。
顧客と直にやりとりできることや、前職で培ったホスト・メインフレームの知見を活かせることを条件に転職エージェントに登録したところ、紹介されたのがフィナンシャルテクノロジーでした。採用面接では、ホストやメインフレームまわりのプロジェクトを担当できること、銀行以外の領域でオープン系のシステムに携われるためスキルアップを目指せることなどを説明していただきました。面接官は、普段は最前線で勤務なさっている方だったので、話に説得力を感じましたね。転職活動中は複数社を比較検討しましたが、働き方や成長の方向性をもっとも具体的にイメージできたことから、フィナンシャルテクノロジーを選択しました。
入社前の不安は基礎研修によって払拭
先駆的な案件に関与しながら知見を広げる
保険については知見ゼロの状態でしたから、入社当初は自分に務まるのか不安に思っていました。しかし、入社後すぐに受講した「損保基礎研修」で、不安の多くを払拭できました。これはありがたかったですね。その後、損保インシュアテック第二担当内のマイグレーションチームに配属され、現在に至ります。クライアントである損害保険会社の保険情報システムを、従来のメインフレームからオープン系システムへと移行することがミッションです。チームメンバーの役割はシステムの機能ごとに分かれていますが、私は同僚と2人で代理店の業績管理や手数料管理に関する機能の移行を担当しています。オープン系システムには馴染みがないので、勉強の日々ですね。自身で移行作業にあたるほか、パートナー会社への業務委託や進捗管理も担当業務です。
同時進行で常時7~8名のパートナー会社の方々に動いてもらっていますが、前職では同一案件でこれほど多くの人と協業した経験がなかったため、進捗管理やコミュニケーションの面で苦心しています。知識不足については、無理に独力で解決しようとせず、社内外のオーソリティーに教えを乞うことで遅延を生じさせないように心がけています。また、パートナー会社の管理については、同僚が全体をケアし、自身は個別対応にあたるという形で分担し、漏れや抜けの防止に努めているところです。何かと苦労がともなう半面、やりがいも大きいですよ。転職前に望んだとおり顧客企業と直接やりとりできますし、担当プロジェクトは社内でも前例のない先駆的な取り組みなので、挑戦意欲を刺激されています。
先駆的な取り組みに従事する者の責務として、後進へのナレッジ展開や案件創出に寄与したい
先に触れたとおり、オープン系システムへの移行はお客様にとって初のチャレンジです。先駆的な取り組みに関与させてもらっている者の責務として貪欲に知見を蓄え、その先では後進へのナレッジ展開に寄与したいと思っています。また、世間にはメインフレームを採用している企業がまだまだ多くあります。今後、オープン系システムへの移行ニーズは増加していくでしょう。プロジェクトの牽引役を務められるようになることはもちろん、案件を創出・提案できるような高みを目指しています。当社は研修や自己啓発支援が充実していますし、技術に関する情報交換の場が豊富です。意欲や積極性に応じて知識を広げ、深めていける環境が整っているので、自身を成長させたいと思う人にとっておすすめの会社だと思いますね。